永六輔さんの名言に大感動!思わずキュンキュンしたその言葉とは

日常

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2016年7月7日、永六輔さんがお亡くなりになりました。

亡くなられたことで、この永六輔さんの名言を目にしたり、耳にする機会が結構ありました。

それほどいろいろな人に影響を与えている人なのだということを、改めて思い知らされることになったのです。

そんな永六輔さんの数ある名言の中でも、私の胸が感動でキュンキュンした 「ラジオこども電話相談室」の回答 からのものを今回ご紹介したいと思います。

子供に向けて 「愛」 についてとても率直な意見を述べられていたのです。

それが、何とも言えず感動しました。そして、こんな風に、分かりやすくいろいろなことに答えられる人になりたいと思ったんですよね。

そのほかに、私が大感動した永六輔さん語録についてもあわせてご紹介します。

ちょっとしたコーヒーブレイクに、感動のひとときを一緒にいかがですか?

ラジオこども電話相談室の名回答


ラジオこども電話相談室は、毎週日曜日の朝TBSラジオで放送されていました。子供の疑問や質問、相談などを電話で受け付け、専門家やタレントなどが回答するというもので、2008年まで44年に渡り続いた長寿番組だったそうです。

では、私がキュンキュンした感動のQ&Aをご紹介しますね。

Q. 好きな人に告白する言葉を教えて(小6・女の子)

A. 言葉は一番大切です。
でも、好きな人に「あ、この子好きだな」とか「いい人だな」と思われるには、「おなべをいっしょに食べて同じものをおいしいと思う」「夕やけを見て、両方が美しいなと思う」というような同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。

たとえば、「いただきます」とか元気な声で言っていると、それだけで「あの子いただきますって言ってるな。きっといい子なんだろうな」と思うじゃないですか。
「あなたが好き」ですとか、「キミを僕のものにしたい」とか、「世界のどこかで待ってる」とか、そういうのはあんまり効果がありません。

「きれいだな、おいしいな、うれしいな」ということが同時に感じあえる環境が一番大事。だから、「好きです、嫌いです」という言葉ではなく、いい言葉を使っている子は好きになれる。「あの人ならこの言葉は好きだろうな」と思った言葉を何気なく使っているときの方がドキンとします。「あなたが好きです」というのは最悪な言葉です。

だから、いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面にできるだけいっしょにいる。スポーツの応援でもいいです。そうすると、使いあっている同じ言葉にドキンとすることがあって、それが愛なんです。

自分でいうのもおかしいけど、ひとりでご飯を食べてておいしいことないです。ひとりで野菜を食べているときは本当にさみしい。やっぱり家族、好きな人といっしょのほうがいい。二人っきり、まずはふたりになること。きれいな言葉を使いあうこと、きれいなことに感動すること、ふたりで声をそろえて感動してください。

放送タレント 永六輔 先生

引用元:全国こども電話相談室 http://www.tbs.co.jp/kodomotel/etc/20051120_1.html

もう、このやり取りに胸がキュンキュンしました。まず、小6の女の子の 「告白」 という言葉が微笑ましくて。

そして、永六輔さんの名言!! 素晴らしいですよね。子供への回答なのですが、大人の私たちこそが、ハッ! として何が大切なのかを気づかされます。。。

冒頭の一文、「言葉は一番大切です」 これがあるから余計にあとの言葉が心に響きます。言葉は時に人を傷つけたりもします。言葉が力を発するのではなく、使う人がいい言葉を使って紡いでいくものなんだと思います。だから大切なんです。私はそう思います。

そこで思い出したのが、昔、皇太子・浩宮様が記者会見でおっしゃっていた結婚観。いつどこでだったのかは忘れたので・・・調べてみました! 1983年11月の記者会見でした。雅子様とご結婚されたのが1993年なので、ご結婚の10年も前だったのですね。

身長、学歴、家柄とか、僕はそれほどこだわらないです。相手として自分と価値観が同じである人が望ましい。具体的に言えば、美しいものを見たとき、それを美しいと評価できる人、大切なものを大切と認識して大切に扱う人。

引用元:「浩宮の感情教育」小坂部元秀著・飛鳥新社 

この感覚は、まさに永六輔さんの名言を言い表しているように思えてなりません。皇太子・浩宮様、スゴイ!!

もう一つ余談ですが、英語の教師をしていた夏目漱石は、”I love you” の訳を 「月がきれいですね」 とでもしておきなさいと、生徒にアドバイスしたとか。

また、二葉亭四迷は、ツルゲーネフの「片恋」の中の “I love you” を 「死んでもいいわ」 と訳したそうです。

さすが文豪、凄い想いが伝わってきますね。。。

日本語の魔力のようなものを感じます。言葉にドキンとする、きれいな言葉による感動、それがこういうことなんでしょうね。

そして、この永六輔さんの回答が名言と思えるもう一つの点は、子供に向けての回答とはいえ、「いっしょの環境」 だとか 「おなじ感動」 だとかいう表現をされるていること。この子供を子供扱いしていないような言葉の使い方が、子供をナットクさせるんだと思います。

では次に、近ごろ感動に貪欲になっている?!私が感動した永六輔さんのそのほかの名言を、感想やエピソードを交えてちょこっとご紹介したいと思います。
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ほかにもいろいろ!私が感動した永六輔さんの名言たち

他人のことが気になるのは、自分が一生懸命にやっていないからだッ!

一般人名語録 (講談社文庫) 永 六輔 (著)

私はどちらかと言えば人目が気になるほうです。一生懸命のつもりなんですが。どうしても、隣の芝生は青々と見えてしまうのですょ

そういえば、「脇目も振らず」 という言葉もありますよね。心を散らさず一心に・・・一生懸命頑張ろう!! 改めて実感しました。

文句を言ってても一日。ニコニコしていても一日。だったら人あたりのいい一日のほうがいいんじゃないかい?

一般人名語録 (講談社文庫) 永 六輔 (著)

脳って、楽しくなくても笑顔を作るとしあわせ物質が出るそうです。

「楽しいから笑顔になる」のではなく、「笑顔を作ると楽しくなる」という逆の素晴らしい効果も脳にはあるそうなんです! 以前、脳科学者がテレビで言っていたンですよ。

そして、私が仕事のことで悩んでいるときに、笑って過ごそう!笑顔で頑張ろう! と励ましてくれた同級生がいました。本当に助けられました。

永六輔さんも同じことをおっしゃっている。。。同級生にもらった励ましとともに心に刻みたいと思いました。

一般人名語録 (講談社文庫)

人間、今が一番若いんだよ。明日より今日のほうが若いんだから。いつだって、その人にとって今が一番若いんだよ

大往生 (岩波新書) 永 六輔 (著)

「大往生」は1994年に出版され、映画やテレビドラマ化もされた永六輔さんのベストセラーです。

生きてきてよかったと思って死ぬことを大往生と言うのだそうです。そう思えるように、後悔しないように、今更 とか もう歳だから とかを言い訳にしないぞ! と改めて思いました。

大往生 (岩波新書)

この永六輔さんという人はどういう人だったのでしょうか。

ラジオやテレビの一時代を築くスゴイ活躍をした人です。そんな永六輔さんの数々の業績を簡単にまとめるのは難しいのですが、私が最近知ったエピソードを少しご紹介したいと思います。
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永六輔さんのエピソード

実は、先日、私の義理の父が亡くなりました。

そのときお坊さんの説法に、たまたま永六輔さんのお話が出てきたんです。

永六輔さんは、浅草の最尊寺という浄土真宗のお寺の息子として生まれました。そしてその後、ラジオパーソナリティや、放送作家、随筆家、作詞家、とさまざまな方面で活躍されました。

本名を永孝雄(えい・たかお)というのですが、ペンネームを 永六輔 としました。その 六輔 というのが、どうも軽い感じがしたというので、お寺の住職であるお父様に相談されたそうです。

浄土真宗では、「南無阿弥陀仏」は六文字の名号(みょうごう・仏陀や菩薩の称号)といって、“六” というのはとても大事な数字であると。そして “輔” というのは、「人を助ける」というとても大切な意味があるのだと。

だから、六輔というのはとても良い名前だと永六輔さんのお父様はおっしゃったそうです。

永六輔さんは多方面で活躍されたわけですが、作務衣を着ていたり、ご自分を「旅する坊主」とおっしゃっていたり、ペンネームからもその出自と深い関わりをもっていたのが、今わかるような気がしますね。

そして、もうひとつ。永六輔さんの葬儀で、娘・永真理さんのあいさつをニュースで知ったとき、私はとても感動しました。

「ふと上を向いた時、夜の星を見上げた時、遠くへいきたくなった時、父のことを思ってくれればいい」

引用元:毎日新聞デジタルニュース http://mainichi.jp/articles/20160830/k00/00e/040/172000c

とてもウイットに富んだ、素敵なメッセージじゃないですか? 永六輔さんの代表作 「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「遠くへ行きたい」だれもが知る名曲が盛り込まれているのです。 言葉のセンスが、さすが永六輔さんの娘さん! という感じですね。
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さいごに

永六輔さん

永六輔さん

職業「永六輔」と言われるほど、昭和の時代にマルチに活躍された 永六輔さんが亡くなられました。

亡くなられたということもあり、永六輔さんの名言を目や耳にする機会がここ最近結構ありました。そんな永六輔さんのたくさんある名言の中でも、私がとても感動したラジオ「こども電話相談室」での名回答を今回ご紹介しました。

いかがでしたか?

告白の言葉を教えて、という小6の女の子への回答

同じ感動を同じ時点で受け止めるのが一番効果があります。
「きれいだな、おいしいな、うれしいな」ということが同時に感じあえる環境が一番大事。いっしょの環境にいるときに同じ感動をする場面にできるだけいっしょにいる。使いあっている同じ言葉にドキンとする、それが愛なんです。

そのほかに、沢山ある永六輔さんの名言の中でも、大感動したものを私の想いやエピソードとともに少しご紹介しました。

私はそれほど永六輔さんのファンだったわけでもなく、子供の頃 「せき、こえ、のどに浅田飴」 という有名なセリフのコマーシャルをされていたことぐらいしか知りませんでした。

晩年の永六輔さんはパーキンソン病を患われたようです。

そして実は私、2016年2月4日の「徹子の部屋」に大橋巨泉さんと出演されていたのを、リアルタイムで観ていたのです。残念なことに、お二人ともその後に亡くなられたわけですが・・・。

パーキンソン病と闘う永六輔さんは車いす姿で、胃がんと闘う大橋巨泉さんは激ヤセされて、病をおしてトークを繰り広げられる姿には、さすがラジオやテレビというメディアで活躍されたお二人!と感動しきりでした。

今回、こうして名言に感動し、そして、義父が亡くなったときにもお坊さんの説法に登場されたり、亡くなられる前のテレビをたまたま観ていたりと、偶然とはいえ巡り会ったのはこれもタイミング なのではないかと思いました。

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コメント

  1. なつよん より:

    (^_-)-☆

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