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なぜ今、韓国ドラマなのか?
最近、家族のことや自分のこれからのこと・・・いといろと心の中でモヤモヤ・ぐるぐる目まぐるしくしていて、正直ちょっと疲れていたんですよね。

なんだかなぁ~・・・
と、ボーっと考えては、悩んだりして。
そんな気分のとき私は、韓国ドラマを見るんです。
近頃は日本のテレビドラマでハマるものがなかったので、実は、これまでにもちょこちょこと韓国ドラマは見ていたんですが。
日本人ってどちらかというと、謙虚で控えめなのが美徳とされているところがあると思うんですが、韓国の人の感情表現って本当に心の底からっていう感じで、見ていてスカッとすることが多いんです。
人と人が感情むき出しでぶつかり合ったり、涙を流したり、心から抱きしめ合ったり。
でも、そんな画面の中に、ふと自分と重なる人たちがいて、気がつけば涙を流していたり、クスっと笑ったりして、どっぷり引き込まれてしまっているんです。
大好きな韓国ドラマはたくさんあるんですが、今日は、人生にそっと寄り添うような、今の年代だからこそ心を揺さぶられた、私の中の名作!を3本紹介します。
- 私たちのブルース
- おつかれさま
- 君は天国でも美しい
きっとあなたの心にも、優しい灯りをともしてくれると思います。
つながりと孤独の物語「私たちのブルース」
舞台は韓国のハワイともいわれるリゾート地・済州島(ちぇじゅとう)。青い海と素朴な街並みの中で、様々な思いを胸に抱えた人たちそれぞれに焦点を当てた、オムニバス形式のドラマ「私たちのブルース」。
イ・ビョンホン、シン・ミナ、チャ・スンウォンなど、韓国を代表する信じられないくらいの豪華な俳優さんたちが出演しているんです。※「私たちのブルース」はNETFLIXで視聴可能です。
以前から韓国ドラマを見ているせいで、私へのおすすめコンテンツなんて出てくるので興味はあったんですが・・・正直、タイトルだけ見て「ちょっと地味かな~?!」なんて思っていました。
でも、見ているうちに、いつのまにか心をギュッとわし掴みにされていました。
済州島のプルン村で暮らす、海女さんや漁師さん、市場の商店主、人生の晩年に差し掛かった人たちによる、幼馴染との人間関係、親子関係や障がい者とのかかわり方、様々な人々の愛と葛藤が描かれています。
挫折を感じ、そして立ち直ろうとする日々の生活が、まるで自分のことのように感じられるのです。
- 私が至らなくて 時々意に反してあなたを傷つけることもあるけど 私はあなたが好き
(エピソード13 ミランとウニ2) - 子供でもないのに、楽しいだけが人生?生きてたら、深刻になることだってある それが悪いこと? 常にいいことばかりじゃない これが普通だ 山も谷もあるのが人生なんです
(エピソード14 ヨンオクとジョンジュンそしてヨンヒ) - 決して忘れないでください 私たちは不幸になるためでなく 幸せになるために生まれてきたんです
(エピソード20 オクドンとドンソク3)最終回
どのエピソードも感動的なんですが、私はこの言葉たち↑にとても助けられたんですよね。
今でもいろんな場面が思い出されるし、心に響いてくる。
「だれも完璧じゃないけど、だから人って愛しいんだ」って思えるドラマです。
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普通を抱きしめたくなる日常「おつかれさま」
タイトルを見たとき「どんなドラマなんだろう?」って思いました。
見始めると、どこにでもいそうな普通の夫婦の長い一つの人生が、そのままドラマになっているのが「おつかれさま」。
韓国で“国民の妹”と言われるIUと“国民の彼氏”と呼ばれるパク・ボゴムのW主演に、ムン・ソリ、パク・ヘジュン、ヨム・ヘランなどの名だたる俳優陣が好演しています。※「おつかれさま」はNETFLIXで視聴可能です。
そして、見終わったあとに、このタイトルの本当の意味がわかりました。
「おつかれさま」
なんて優しい言葉なんだろう・・・誰かに言ってもらうとホッとする言葉、人生を終えたときに最後にかけた言葉、実はものすごく尊い言葉なんだと気づかされました。
1960年代の済州島から2025年のソウルまでを舞台にした、貧しく決して恵まれたとは言えない家庭環境に育っても、逆境にも負けずに立ち向かう少女が、恋愛して、結婚して、出産して、そして伴侶とともに見守る子供たちの成長、自分たちの老後・・・。人生を旅路のように描いた作品です。
働いて、自分の周りの小さな世界の人々と関わって、暮らすこと。家族や家庭を持って初めてわかること。
主人公の、見ていてほとんどが苦労や困難だった人生で、喜びや悲しみ、愛と絆、どの世代も自分に当てはまるような気がする・・・人生の縮図のようなドラマです。
- 大切な人が毎日家に帰ってくること
それは日々の奇跡だった
別れがたいあなた
おつかれさまでした
いとしいあなたへ
あなたのおかげで 私の人生はずっと春でした
また会える春まで いつも春だと思って暮らします
(エピソード16 おつかれさでした)最終話
感動した場面やセリフはたくさんあるんですが、私にはこの言葉↑がとても印象的でした。
自分も人生の終盤に、傍らに居た人にこんな風に思って最期を迎えられるといいなぁ~と。
決して華やかで明るいドラマではないけれど、じんわりと心に沁みてくるドラマです。
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喪失と愛、そして希望「君は天国でも美しい」
タイトルを見て「え゛~なにこれっ!」と思ったんです。
「天国」とか「美しい」とか、もうタイトルだけで「愛」や「死」を想像して涙が出そうになって・・・とても興味を持ったんですよね。
それに、「まぶしくて」のスタッフと、キム・ヘジャ、私の大好きな女優さんのハン・ジミンの再共演、かっこいいソン・ソック、大人の魅力満載の実力派俳優が出演しています。※「君は天国でも美しい」はNETFLIXで視聴可能です。
見始めて予想通り、愛する人との突然の別れ、そしてあとに残された人たちの姿が描かれたドラマでした。
深い悲しみの中でも、人は生きていかなければならない。大切な人を失っても続く日常。
心の中でその人を忘れずに生きていくこと、それは現実として向き合わなければいけないテーマですよね。
- ここ(天国)の人たちが残された人に望むものは何だと思いますか?
覚えてて欲しい?
違います。
忘れて欲しいのです。
自分のことで悲しんだり、後悔するのは望んでいない。
でも残された人はそれを知らない
いつも通りに過ごすことを後ろめたく思ってしまう
だから私たちが代わりを務めるのです
届かなかった思いが後悔として残らないように
(エピソード6)
母を亡くし、愛犬を亡くした私には、この言葉にもう涙が止まらなくなりました。
でも、ふと気が付いて、「前を向こう」と思えた瞬間でした。
きっと愛しい人を亡くした人には辛いドラマかもしれませんが、本当にお涙頂戴物じゃないんです。
クスっと笑えたり、そんなぁ~!(笑)と思える、でも気が付くと自然に涙ぐんでいる・・・そんな型破りなドラマ、ぜひ見て欲しい1本です。
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さいごに
最近、家族のことや自分のこれからのことをいろいろ考えてちょっと疲れていた私が励まされた、心に残る韓国ドラマ3作品をご紹介しました。
いかがでしたか?
心が疲れたときに、人生にそっと寄り添ってくれる物語たちです。
これ余談なんですが、そもそも「ブルース」ってドラマや歌のタイトルによく使われますよね。

なんでっ?!
実は音楽のジャンルとしてだけではなく、「哀愁」「孤独」「切なさ」などの感情を表す意味合いをも持つ言葉なんですって!
華やかではないけれど、キュンキュンするような恋愛の駆け引きとかがあるわけではないけれど、人は誰もが、孤独や痛み、怒りや悲しみ、そんな感情を抱えている。
誰かと出会い、支え合うことで、その感情と向き合い、新たな一歩にする・・・人間の奥深くにある優しさに触れるようなドラマ。
感情移入することで私もまた励まされるんですよね。
あなたもぜひ、そんな1本に出会えますように――。
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