田中角栄の名言!人気の秘密は人心掌握術

日常

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最近、頑張っているのに良い結果が得られないとか、他にもいろいろとあってちょっと落ち込みモードな気分でした。

そんなとき、何気なく手にしたスマホで何気なく見た画面。そこで、驚きの名言を目にしたのです。田中角栄さんのものでした。

 

その名言に、私は引き込まれました。ガツンと頭をたたかれたような衝撃を受けたのです。

実は今、なぜか田中角栄ブームだということで、関連本もたくさん出ていて、約50冊が出版されているそうです。

今回は私が感動した田中角栄さんの名言を、人物象とあわせてご紹介したいと思います。

心に刺さり、そこから学ぶ人心掌握術は、きっと仕事に役立つこともあるのではないかと思います。

心を捉えた田中角栄の名言

まず、私の目に飛び込み、衝撃を受けた田中角栄さんの名言をご紹介します。

話をしたいなら、初めに結論を言え。
理由は、3つに限定しろ。
世の中3つほどの理由を挙げれば、大方の説明がつく。
分かったようなことを言うな。
気の利いたことを言うな。
そんなものは聞いている者は一発で見抜く。
借り物ではない自分の言葉で、全力で話せ。
そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。

引用元:https://job.yahoo.co.jp/magazine/article/20160712-00002616-job_magazine_rikunabij/

目から鱗というのでしょうか、ハッ!としました。

そして、すぐに恥ずかしく思いました。良く見せようとか、ビジネスマナーだとかで、通り一遍の言葉で話すことにとらわれ過ぎた自分を。

田中角栄さんの名言は、首相まで上り詰めた人の発言ながら、いろいろな立場の人の、さまざまな場面において、通じるものがあるというのが魅力なのでしょうね。こうして私が実感したように。

最近行われたNHKの世論調査でも、戦後の日本を象徴する人物の 第1位。 2位を大きく引き離してのダントツ1位だったそうです。

  1. 田中角栄
  2. 吉田茂
  3. 昭和天皇
  4. マッカーサー
  5. 佐藤栄作
  6. 小泉純一郎
  7. 長嶋茂雄
  8. 美空ひばり
  9. 松下幸之助
  10. 麻原彰晃

田中角栄さんがこの世を去って、20年以上たつのに、いまだにその名言が人を惹きつける。不思議なものですね。

きっと発する言葉が、心から、体から、溢れ出ているものだと分かるからなのでしょうね。

田中角栄さんの最終学歴は高等小学校卒業。大蔵大臣になったときの最初の挨拶がこうだったそうです。

私は高等小学校卒業である。
できることはやる。
できないことはやらない。
すべての責任は、この田中角栄がとる。

引用元:http://grapefruitmoon.info/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%A7%92%E6%A0%84.html

この挨拶で、いっきに官僚たちを虜にしたといわれています。

学歴はなくとも、政治家としての実力は凄いものだったんですね。こんなリーダーシップのある人は、今の時代でもなかなか居ないと思います。

人間は、やっぱり出来損ないだ。みんな失敗もする。
その出来損ないの人間そのままを愛せるかどうかなんだ。
政治家を志す人間は、人を愛さなきゃダメだ。
東大を出た頭のいい奴はみんな、あるべき姿を愛そうとするから、現実の人間を軽蔑してしまう。
それが大衆軽視につながる。
それではダメなんだ。
そこの八百屋のおっちゃん、おばちゃん、その人たちをそのままで愛さなきゃならない。
そこにしか政治はないんだ。
政治の原点はそこにあるんだ

Wikipediaより

田中角栄さんは、「ねぇ、おっかさん」「ねぇ、おっかさん」 という語りかけで話したそうです。

支持者と握手をする田中角栄

支持者と握手をする田中角栄

この、まるで隣に居て話すかのような姿勢が、演説を聞きに行った人の心を掴んだのでしょう。

そして、 大学出も、70、80のお年寄りも同じ一票とも言ったそうです。

この目線が大事なんですよね。そう思います。そしてまた、昭和という時代の、政治家が、“人を愛する” という表現をしていたそのことにも、私はとても感銘を受けました。

リーダーとは、トップに立つ人は、こうあらねばならぬという。

これまでの総理大臣は、大学を出て官僚だとかを経験してから政治家になっていました。

そんな時代に、学歴も経験もなくそれを負い目に感じるどころか、やる気満々の姿勢に市民はもちろん政治家までも、驚きと同時に期待感もあったのではないでしょうか。

きっとこの人なら、世の中を動かしてくれる!と。

田中角栄さんは、人の名前を瞬時に覚えたといわれています。それでも人間です、たまに忘れることもあったそうです。

田中角栄
田中角栄

君、名前はなんだっけ?

〇 〇 です。

田中角栄
田中角栄

苗字は知っとる! 下の名前だよ!! がははは(笑)

ごまかし方も一流だったそうです。これが、人の心を掴んで離さなかった一つの術だったのではないでしょうか?

田中角栄さんにはたくさんの名言やエピソードがあります。その中でも今回私がリサーチしていて、「へぇ~!」と思わず感心したことがあるので、そのあたりを最後にご紹介したいと思います。
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ライバルも認めた男、田中角栄

田中角栄さん自身が提出者として成立させた議員立法は、生涯で40とも言われています。これは、歴代の議員の中でも屈指の数です。何十年も政治家をやっていても、1本も通せない議員もいるのですから。

議員立法(ぎいんりっぽう)とは、立法府に所属する議員の発議により成立した法律の俗称である。立法行為そのものを指す場合もある。

Wikipediaより

実行力は、抜きんでていました。

そして、日本史上もっとも激しい政権争い、いわゆる 角福戦争 と言われた田中角栄と福田赳夫のポスト佐藤栄作総裁選

かつて、吉田茂と鳩山一郎、池田勇人と佐藤栄作、この2組の間にも政権を争う戦いがあったそうですが、戦争とまで言われることはなかったそうです。

それほど、歴史上、類を見ない政権争いだったのですね。

太閤秀吉のように裸一貫から権力の頂点を極めたオトコ・田中角栄は 「今太閤」 と呼ばれていました。命名したのは、宿敵・福田赳夫氏だったそうです。

これは、皮肉ではなく、福田赳夫は田中角栄を好きだったというのです。自分にはない人間的な魅力を認めていたといいます。

「戦争」とまで言われた二人の権力争いであったけれど、お互いを認め合っていたのですね。これこそが、ライバル = 好敵手 というのでしょうね。。。

さいごに

最近、あまり上手くいかないなぁ~と、ちょっと落ち込みモードな気分でいたとき、何気なく手にしたスマホの画面で目にした田中角栄さんの名言。

田中角栄さんがこの世を去って20年以上たつというのに、いまだにその名言が人を惹きつけるのです。

田中角栄さんの心から、体から、溢れ出る人心掌握術とも言える名言を、人物像とあわせてご紹介しました。

いかがでしたか?

私が最も衝撃を受けた名言は

話をしたいなら、初めに結論を言え。
理由は、3つに限定しろ。
世の中3つほどの理由を挙げれば、大方の説明がつく。
分かったようなことを言うな。
気の利いたことを言うな。
そんなものは聞いている者は一発で見抜く。
借り物ではない自分の言葉で、全力で話せ。
そうすれば、初めて人が聞く耳を持ってくれる。

引用元:https://job.yahoo.co.jp/magazine/article/20160712-00002616-job_magazine_rikunabij/

愛嬌と剛腕で、人を惹きつけた庶民派。しかし、のちにロッキード事件で逮捕され、金にまみれたイメージを最後まで引きずっていました。

金脈にまつわる話も凄いものですが、これもまた田中角栄という人が持つ寛大な人間愛に人とお金が集まるのだとも言われています。

「民衆の共同体」 と元秘書の方は表現されていました。

日本最強とまで言われた田中角栄後援会、越山会の幹部だった人は、「魅力にどんどんはまっていった、この男だったら命をかけてもいいなと思った」と言いました。

もの凄い魅力ですね。

人をここまでの気持ちにさせる政治家。今も名言が心に刺さる、今でもこれほどの人気がある、その秘密は?

今の時代には失ってしまったもの、その何かを持っていたのでしょうね。

思い起こせば、私は父からも田中角栄という人はスゴイ人だと聞かされていました。

田舎から一人出てきて、私たち家族を持つようにまでなった父には、どこか憧れにも似たような気持ちで尊敬していたのでしょうね。今回の名言を知って、なぜかそんな昔のことまで思い出しました。

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