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知ると楽しくなる♪力士の着物について!
相撲好きの(スー女)の私。とは言え、まだまだ初心者なのでいろいろ気になることを調べたりしています。
番付の順番や相撲の場所について、そしてマネー事情・・・そして今また、お相撲さんが着ている着物や浴衣について、と~っても興味が湧きました。
力士浴衣マニアの三遊亭圓雀です(笑)
先日頂戴しました浴衣反物です
・千代天山関
・片男波部屋
・隆乃若関
・武州山関ダボシャツにして着物や浴衣の下に身に着けよう。見えない所でオシャレとお金を掛けるのが粋なのよ#力士浴衣 #大相撲 #浴衣反物 #力士浴衣反物 #浴衣反物 #大相撲浴衣反物 pic.twitter.com/OvcU4FLIcG
— 三遊亭圓雀 (@WIPn7CXZBjj6rso) May 22, 2025
知り合いに貰って嬉しい!
力士さん達ほど、格好よく着物着ている人いないと思う…きまってる! pic.twitter.com/21Lbfqv4wu— ピナコ (@p2i0n1a1ko) January 6, 2024
そこで、今回はそんな力士の着物についてのいろいろや、購入可能なのかどうか、販売に関することにまで触れてみたいと思います。
これ知っとくと取組以外での楽しみができること、きっと間違いなし!ですよ♪
角界力士の様々な和装
実は、私は着物にはちょっと興味がありまして。
↑こんなのも書いています♪(*^^)v
なので、相撲の力士が場所入りするときのカッコイイ着物姿にとても感動します。
相撲の力士の着物は、番付によって大きく違います。着ているもので、その力士の番付が推測できるのです。
番付 | 着る物 |
序二段まで | 浴衣・ちりめん帯・素足に下駄 |
三段目 | 着物に羽織・ちりめん帯・黒い足袋にエナメルの雪駄 |
幕下 | 着物に羽織・外套とマフラー・博多帯・黒い足袋にエナメルの雪駄 |
幕内・十両以上 | 着物に羽織・外套・紋付羽織袴・博多帯・白い足袋に畳敷きの雪駄 |
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浴衣
力士にとって浴衣は、巡業中や稽古場の行き帰りなど日常的に着るものです。
幕内力士以上になると、自分の四股名が入った浴衣を着ることができます。
入門したばかりの力士は、部屋の名前が入った浴衣を着ます。これを「お仕着せ」と言います。
夏でも冬でも、普段でも外出でも、これを着なければなりません。
まさに、押しつけがましい「お仕着せ」ですね。(笑)
だからと言って、字で書くと「押し着せ」ではありません。
もともとは江戸幕府が役人に着物を支給したり、主人が奉公人に衣服を与えることを「仕着せ」と言い、それに接頭語の「お」を付けたのが語源です。
相撲界では、浴衣の反物をお中元として同期入門や先輩・後輩などに贈りあい、貰った力士はその反物を仕立てて巡業や場所で着ます。
なので、力士が着ている浴衣の染め抜かれた名前が、必ずしもその力士の四股名だというのではありません。
また、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方は、先代の師匠(元横綱・隆の里の鳴戸親方)から

自分の四股名の入った浴衣を自分で着るのは粋じゃない、人に着てもらうことに意味がある。
と、教えられたそうです。そして、教えられるまま守り続けてきました。今はどこかそんな教えが崩れてきていると感じていて、自分だけでも若い衆に自分の体で表現して伝えていきたい、と思っているんだそうです。
伝統を守るということは大変で難しい時代になってきたのでしょうが、素晴らしい考えですね。
着物
力士にとって着物とは、十両以上の関取が着る正装の和装です。
羽織や袴を着用せずに着物に帯だけを締めた着こなしを「着流し」と言い、公式の場では羽織と袴を着用します。
力士は、自分が着用する着物に自分の四股名を白く染め抜きます。これを「染め抜き」と言います。
色や柄もいろいろで、今は自分で浴衣のデザインをする力士もいるそうです。(昔はナンセンスだったそうですが・・・)それだけファッションに興味のある力士もいるということで、時代も変わったんですねぇ~♡
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力士の着物の柄と意味
こうして一覧にして見ると、ほんとに豪華絢爛な力士の着流しスタイル!
力士が着る着物に多く使われているのが、日本の伝統的な柄なんですが、よく見るとかなり個性的な色や柄があり、その力士それぞれに似合っているように思います♪
では、一般的にどんな柄が使われているのか、簡単にご紹介していきますね。
龍や虎などの動物柄
龍や虎などの動物をモチーフにした柄は、とても力強く、威厳があるように見えます。
力士の強さや闘志を表す意味で用いられます。
松竹梅
寒い冬でも緑を保つ「松」、まっすぐ伸びる「竹」、春に他の花に先駆けて咲く「梅」。
縁起の良い松・竹・梅をモチーフにした柄は、繁栄の意味を表します。
初場所や、お祝いの場で着られることの多い柄です。
市松模様・麻の葉模様
市松模様や麻の葉の模様は、昔からある伝統的な柄です。
このような繰り返しの柄は、繁栄や成長を表します。
唐草模様
唐草は、葉や茎・蔓が伸びて絡んでいるような模様から、生命力や長寿を象徴する吉祥文様として用いられます。
波模様
勝負の波や運勢を表します。勝負の世界で生きる力士には、とてもふさわしい柄ですね。
着物の柄で波の模様としては「青海波」という模様が一般的です。
青海波の模様には、幸せが未来永劫続くようにという願いが込められています。
家紋風
家紋風の柄とは、日本の伝統的な家紋をモチーフにした柄のことをいいます。
家紋は、元々武家や貴族のシンボルとして、伝統や格を表すためのものでした。
所属する部屋や、四股名にちなんだ家紋風の文様を用いて、格式を示しています。
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力士の着物、販売はどこでしているの?
先にご紹介したように、浴衣の反物は、力士同士で贈りあったりするものなので、なかなか私たち一般人が手に入れるのは難しいようです。
そんな貴重な力士の着物を・・・

欲しいんだけど、どこで売っているのかなぁ?!
相撲ファンならそんな気持ちにもなりますよね。(^^)
一番確実な方法は、力士の後援会に入ることでしょう。
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さいごに
取組前の支度部屋や、場所入り、インタビューの時などに見られる力士の浴衣や着物姿に感動し、とても気になった相撲好き(スー女)の私。
その豪華絢爛な着物の柄の意味や、もし私でも買えるのなら、販売はどこでしているのかなぁ~・・・そんなことまでいろいろ調べてみました。
序ノ口や序二段では与えられた「お仕着せ」を着ますが、三段目からは「羽織」、幕下からは「外套」も着ることができます。
そして、十両からは「紋付羽織袴」という正装まで着ることが許されるのです。
先にご紹介したように、先代の師匠(元横綱・隆の里の鳴戸親方)から「粋」を学んだという元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方は、この幕下以上の力士が着られる「外套」についても語っています。
暑くてもわざわざ外套を着ている幕下の力士を見ると、

お!我慢しているな。でも、着られることが嬉しいんだろうな。
と思って微笑ましく見るそうです。

それでいいんですよ、若い衆が「いつか自分も」と目標にするために。
と、上の者が若い力士たちに見せなくちゃいけないとも言います。
上に昇らなければ、何も自由がないと言っても過言ではない、厳しい相撲界のヒエラルキー構造ですね。
この、元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方の先代の師匠と言われる「元横綱・隆の里の鳴戸親方」という人物は、本当に厳しい師匠だったようです。
大相撲の師匠は、相撲の技術だけでなく、礼儀作法や生活面全般において、あらゆることを弟子に指導する立場にあります。
元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方の兄弟子で、ともに鳴門部屋で現役時代を過ごした元関脇・若の里の西岩親方は、

鳴門親方より怖い人と出会ったことはない。
厳しい相撲界にいた人がそう断言するほど、いい意味の厳しさと緊張感があった人だったそうです。
現在は、“友達関係”のような師弟も多くあるそうです。
もちろん、理不尽なことや激しい暴力などは絶対許されないことですが、厳しさがなければ師弟関係は崩壊してしまいます。
そういう意味では、そんな厳しい師匠に指導された元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方は、本当に本物の「粋」を教わった最後の弟子なのかもしれませんね。
紫の締め込みは横綱だけが締められるものなんだそうですが、それに対しても

紫は高貴な色だから、紫はまだ“顔”じゃないぞ(※分不相応だぞ)
と、言われたそうです。頂点と言われる横綱になっても日々精進だったのですね。。。
そんな元横綱・稀勢の里の二所ノ関親方には、学んだ大相撲の文化や伝統をますます体現していって欲しいですね!
これからの相撲界に大いに期待します♪
今回ご紹介した力士の着物について、相撲には詳しいけど着物のことになると「へぇ~知らなかった!」というそこのあなたも、また私のように相撲初心者のスー女も、これを知って次の場所を楽しんでもらえたら、と思います。(^^)
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