スポンサーリンク
お彼岸ですね。
お彼岸といえば、私は彼岸花を連想します。
なんだか細くてはかなげで怪しい花。。。でもその彼岸花、じつはたくさんの別名があるンですって!
彼岸花の別名って何て言うんだろう?!・・・ちょっと気になって調べてみました。
え゛っ!そうなの?知らなかった~
というあなた!私と一緒に見てみませんか?
スポンサーリンク
彼岸花の別名って?
彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草。
9月の中ごろに咲く花なので、私がお彼岸といえば彼岸花を連想するように彼岸花と呼ばれるのが一番多いようですね。
でも、別名のほうがピンとくる人もいるのではないでしょうか?というくらいに彼岸花にはたくさんの別名があります。
しかしそれがまた、なんでっ?!とも思えるような異名なんですよ。
- 曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
- 葉見ず花見ず(はみずはなみず)
- 天蓋花(てんがいばな)
- 毒花(どくばな)
- しびれ花(しびればな)
- 死人花(しびとばな)
- 幽霊花(ゆうれいばな)
- 剃刀花(かみそりばな)
- 狐花(きつねばな)
- 捨子花(すてごばな)
いったいこの花には何があったんだろう?!と思うようなちょっと怖い別名もありますね・・・
ますます気になっちゃってもっと知りたくなって見てみました。では、一気に全部紹介しますね!
スポンサーリンク
曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
サンスクリット語のmanjūṣakaから来た言葉です。仏教の伝説で、赤い花が天から雨のように降ってくると良い兆し・見る者の悪行を払うということから「天上の花」とも。
赤い花のイメージが強い彼岸花ですが、白い彼岸花もありますよね。じつはこれ、黄色のショウキランと赤の彼岸花の雑種なんですって!初めて知りました。だから真っ白ではなくて、すこ~しピンクがかっていたりクリーム色っぽい感じなんですね~。
ちょっとこれは余談ですが・・・先日、テレビの歌番組(演歌)を観ていたら伍代夏子さんが、山口百恵さんの『曼珠沙華』(これは、作詞家の阿木曜子さんはまんじゅしゃかと読ませています。)を歌っていました。
実らない恋心を歌ったとても悲しげな歌で・・・彼岸花の別名を知ると、改めて歌詞が飲み込めるいい歌だなぁ~♪と思いました。
スポンサーリンク
葉見ず花見ず(はみずはなみず)
彼岸花は、花が咲き終わった頃に葉っぱが茎の下から出てきます。花の咲いているときに葉っぱがなく、葉っぱがあるときには花がないことから 葉見ず花見ず と言われます。
- 秋:芽を出し、1日に10センチ近くも成長しあっと言う間に50センチほど伸び、あの真っ赤な花が咲きます。花は一週間ほどで枯れてしまいます。
- 冬:球根から葉っぱが出てきて生い茂り、冬を乗り越えます。
- 春:球根にしっかりと栄養をため込みます。
- 夏:葉っぱが枯れてしまいます。
- 秋:雨のあと、また花を咲かせます。
そういえば、彼岸花の葉って気にしたことなかったです。
普通の植物とは正反対の成長をし、華やかな花だけが注目される・・・これもまた彼岸花の淋しい別名かも知れませんね。
スポンサーリンク
天蓋花(てんがいばな)
お姫様ベッドなどによくある天蓋に見立ててこうよばれることもあるようです。
この赤い天蓋の感じ・・・そう言われて見れば、彼岸花っぽく見えますよね♪
また、お寺の仏像の上に天井から吊り下げた金の装飾のことも天蓋というそうですよ。
どちらにも雰囲気はそう見ようと思えば見えますよね。(^_-)-☆
スポンサーリンク
毒花(どくばな)・しびれ花(しびればな)
アルカロイドという毒を持っていることからこう呼ばれることも。
球根にはでんぷんが含まれていて、モグラやねずみなどの動物やミミズなどの虫に食べられないように毒を持ったとも言われているのですが、水にさらすと毒は抜けるため、飢餓に苦しんだその昔は食用としていました。
死人花(しびとばな)・幽霊花(ゆうれいばな)
お彼岸に墓地などで咲いているのを見られることからこう呼ばれることも。毒の「死」と真っ赤な「血」のイメージから、人の死・幽霊 などを連想することからともいわれています。ちょっと怖いですね・・・。
剃刀花(かみそりばな)・狐花(きつねばな)・捨子花(すてごばな)
その他、地方によって見た目からいろいろな呼び方をされています。ある地方では、家に持って帰ると火事になるという迷信まであったくらい、本当に不吉な花とされていたんですね・・・。
お彼岸に咲くから彼岸花というのはなんとなくわかりますが・・・そのほかの別名は、どことなく不吉なニュアンスのある名前が多いですね。^^;
あんなにキレイなお花なのになぁ~
名前はオドロオドロしいけれど、彼岸花が歌に登場するときなんかは、すごく美しい情景が描かれたりしてるんですょ。怖い花だと思われないよう・・・最後に簡単に見ておきましょう♪
スポンサーリンク
彼岸花を想う歌や花言葉
「路(みち)の辺(へ)の 壱師(いちし)の花の 灼(いちしろ)く 人皆知りぬ わが恋ふる妻」
私があの女性に恋していることは、道端の壱師の花(彼岸花)のようなもので、みんなが知っていることですよ
※山口県のある地方では彼岸花を『イチシバナ』と呼ぶ方言もあったことから、壱師の花は彼岸花であるとされた、ということです。
花のあとで葉が出る事から普通の草花のように、葉と花を一緒に見る事はできない。花は葉を想い、葉は花を想う・・・
韓国では、このような意味で「サンチョ(思想花)」と言われています。日本で言われているような不吉な花の意味と比べると、とてもロマンチックですね♪
お花には花言葉というものがあり、それを知ることによって・・・もっとその花のことが好きになったりするもんですょね?!
では、彼岸花の花言葉は?別名のように怖いものばかりなのでしょうか?
- 赤い彼岸花
情熱・独立・再会・あきらめ・悲しい思い出・想うはあなた一人・また会う日を楽しみに - 白い彼岸花
また会う日を楽しみに・想うはあなた一人
物悲しいものもありますが・・・なんだか前向きな力強さを感じます!
スポンサーリンク
いかがでしたか?
「暑さ寒さも彼岸まで」と言い、お彼岸といえば「彼岸花」を連想します。
ある日、その彼岸花には別名があることを知った私。そしてその彼岸花には・・・ひとことでは言えないくらいたくさんの別名があったんです。
葉見ず花見ず
天蓋花
毒花・しびれ花
死人花・幽霊花
剃刀花・狐花・捨子花
本当に驚きました。それはどれも見た目から付けられたもので、いろいろな地方によっていろいろな言い方で使われているのですね。
そして、その多くは不吉な花とされています。
けれども、歌の中ではロマンチックで、花言葉の中ではとても前向きに感じられるものでした。
そして彼岸花の成長も普通の植物とは正反対でとても不思議な花なのです。
スポンサーリンク
コメント
(*^_^*)