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「ください」と「下さい」には違いがあった!意味を知って正しく使い分けよう
仕事をしていると、メモ書きすることって多いですよね。
メモに限らず、私は出来るだけ正しい日本語を書いて、正しく伝わって欲しいと常日頃思っています。
どれだけ思い通りに出来ているかは定かではありませんが。(^_^;)
とりわけメモを書いているときに、一番迷うのが・・・
「ください」と「下さい」の使い分けです。
現在は、なんでもスマホで出来る時代です。だから、少々文字や言葉使いが分からなくても予測で変換して教えてくれますよね。
そんな時代だからこそ、「ください」とひらがなで書く場合と、「下さい」と漢字で書く場合との意味の違いを知ってきちんと使いたいな、と思いました。
なんとなぁ~く、わかっているつもりでも、人に説明できるかと言われれば怪しいところです。(^^;)
そこで今回は、そんな「ください」と「下さい」の違いについてご紹介します!
そんなの伝わればいいし、細かいことはどうでもいいやん!
なんて思う若い世代の人にも、ぜひぜひ見て知っていただけたらいいなぁと思う今日この頃です。
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「ください」と「下さい」の違いについて
言葉には、会話をするときの「話し言葉(口語)」と文章に用いる「書き言葉(文語)」 があります。
そして文字には日本語特有の、ひらがな・カタカナ・漢字があるので、使い分けというのが必要になってくるのです。
そこで、問題のメモ書きのときに迷う「~してください」です。日常的によく使いますよね。
・「ください」は、何かをしてほしいという意味で使う(please)
たとえば八百屋で「大根を下さい」、喫茶店で「紅茶を下さい」は漢字で 〇
「ご参加ください」「連絡をください」はひらがなが 〇
最近では、官公庁が「ください」とひらがな表記で統一しているようです。
私も、ひらがなで「ください」と書くほうが無難かなぁ~と思うことが多いです。ただし、違いをわかって使い分けることができるようになっておきたいですよね。
今回リサーチしていて気になった、その他の書き言葉などもご参考までに少しご紹介しておきますね。
気をつけたいその他の書き言葉
・「頂く」は、何かを食べる、何かをもらうという意味の謙譲語として使う
・「いただく」は、何かをしてもらうという意味の尊敬語として使う
「~していだだく」はひらがなで書くのが正解です。これは、「ください」と「下さい」の違いと同じですので、気を付けましょう。
・「致す」は、届ける、至らせる、及ぼす、引き寄せる、仕向けるという意味の謙譲語として使う
・「いたす」は、するの謙譲語で”いたします”はそのさらに丁寧な表現
「不徳の致すところです」は漢字が〇
「よろしくお願いいたします」はひらがなが〇
ということになります。
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さいごに
仕事をしているとメモ書きすることが多く、そこで一番迷うのが「ください」と「下さい」の使い分け。
スマホに頼るのではなく、この違いを知ってきちんと使いたいたいと思い、今回ここにご紹介しました。いかがでしたか。
- 「下さい」は、何かを貰いたい、欲しいという意味で使う(give)
- 「ください」は、何かをしてほしいという意味で使う(please)
他にも、「有難う」は「有難し=めったにないこと」という本来の語源の意味が薄れて使われているので、「ありがとう」とひらがなで書 のが一般的。
「宜しく」 は、「相手に便宜をはかってもらう」という語源から「宜」を当て字として使われるようになったので、間違ってはいないのですが、「よろしく」とひらがなで書く ことを推奨しています。
官公庁では「ください」とひらがな表記で統一しているようだと書きましたが、私も調べていて感じたことなのですが、ひらがなのほうが読み手に与える印象もやわらかくなるのではないでしょうか。
それはなぜか?!
ひらがなは、ひらがな・カタカナ・漢字という三大表記の中で 一番最初に習得する文字なので幼子を連想し、漢字やカタカナに比べて、単に丸みを帯びているからです。
納得~!!
スマホやパソコンで変換をすれば即座に漢字が出るので、公用文などでは漢字を多用すると「賢く見える」とか「デキる人間に思われる」などと勝手に思ってしまいますよね。(^_^;)
特に今回ご紹介したような漢字使いは多用しがち。きちんと理解して使用しないと、自分の気づかないところで、受け取った相手に失礼だったり、逆効果な印象に取られかねません。
私もこれからは、文字を正しく使い分けて「意味」と「印象」に気遣えるオトナ女子を目指したいと思います♪
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