着物の柄と着る季節!初心者にも分かる簡単ルール

日常

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最近、着物に少し興味が湧いてきて、ひとりで着られるように習ったり踊りの会を見に行ったりと、着る機会も増えてきました♪

夏に着物を楽しもう!浴衣との違いについてお教えします なんて、夏でも着物を着て浴衣との違いを楽しむことや、どんな季節にどんな着物を着ればいいかも、少し分かるようになってきました。

そしたら次は着物の柄について、ふと疑問に思うことが出てきたんです。

夏や秋に着る単衣(ひとえ)にコーディネートした着物と帯の柄が、ちょっと気になって。

春には桜や蝶、冬には椿や南天に雪景色、などというふうになんとなく季節に合った柄が想像できるのですが。

着物は洋服以上に季節に敏感で繊細だと言われます。

「あの人、知らないんだわ。」と笑われないように、ヤボにならないように、着物の柄と着る季節について、簡単なルールをご紹介したいと思います。

私のように、着物に興味はあるんだけどこの古くからある日本の伝統を身にまとうにはまだまだ未熟かなぁ~・・・と思っている着物初心者の方、一緒に見ていきませんか?

きっと、タンスの肥やしになっている着物を見直したくなるかもしれませんよ?

着物の柄と季節のルール

私がなぜ着物の柄と季節に疑問を持ったのか?

夏に上の写真のようなコーディネイトをしてみたところ、帯を見て、ふと桔梗の柄って秋じゃないのかな? と思っちゃったんですよね。

萩や桔梗

萩や桔梗

着物の柄には季節があり、春には春の花を、秋には秋の花を、というルールがあるのです。

そこで、日本の四季に合った着物の柄を、簡単な一覧表にしてみました。

季節(月)着物
1月・2月袷(あわせ)松・竹・梅・千両
3月・4月袷(あわせ)桜・蝶・藤
5月袷(あわせ)あやめ・花菖蒲・紫陽花
6月単衣(ひとえ)紫陽花・竹・柳
7月・8月薄物千鳥・荒磯・流水・魚・貝
9月単衣(ひとえ)菊・萩・桔梗・すすき・紅葉
10月袷(あわせ)菊・りんどう・すすき・銀杏・とんぼ
11月・12月袷(あわせ)枯山水・椿・まんじゅう菊・南天

おおまかに、だいたい想像できるような柄物を取り上げてみました。

今はそれほど気にすることはないようですが、着物に精通した年配の人なら一目でわかるようなので、ちょっとした知識として参考にしていただければと思います。

また、着物の柄は季節を先取りして感じるとよく言われます。だから、私の疑問の 桔梗は、この表で見ると「9月」の花ですが、季節の先取りとしては、「8月」から着ることもできます。

ところで、着物というと、私たちがすぐに想像できるような和風の柄というものがありますよね。では、この他にもよく使われる、和服の独特な柄についても少しご紹介しておきたいと思います。
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着物独特の文様と柄

和服といえば、あーそうそう!これこれ!!と、きっと着物を知っている人なら、誰もがどれかの模様を見たことがあると思います。

でも、何て呼ぶのだろう?なんて、知らないものもあると思んです。実際、私も、着物を着るようになって、改めて知ったものもあります。

  • 吉祥文様(きっしょうもんよう)
    元来、縁起がいいとされ、不老長寿を願い描かれた図柄で、祝いの席に好まれ凶事には使われません。
    代表的なものに、鶴・亀・鳳凰・龍・松竹梅・牡丹・宝づくしなどがあります。
鳳凰松竹梅
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  • 有職文様(ゆうそくもんよう)
    平安時代以降、公家の装束や調度・御車などに使われ、中国唐風文化の一部を日本化した格調ある伝統的文様です。基本的なものから、アレンジされたものまでいろいろあります。代表的なものに、菱文・花菱・立涌(たてわく)・亀甲文・七宝(しっぽう)・唐草文などがあります。
菱文立涌亀甲七宝
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四季のある日本には、これらの文様に季節のある柄が入っていたり、季節のない幾何模様だったりと本当にたくさんのものがあります。

ここに挙げたのは、一例として雰囲気をつかんでいただけたらなぁ~、と思います。

さいごに

着物を着る機会が増え、夏や秋に着る着物のことも少し分かってきました。そしたら次に、着物の柄と季節についてのことが気になり出して。

知識として知っておいたほうがいいちょっとしたルールをご紹介しました。いかがでしたか?

着物の柄には季節があり、春には春の花を、秋には秋の花を、というルールがある。
  • 1月・2月
    松・竹・梅・千両
  • 3月・4月
    桜・蝶・藤
  • 5月
    あやめ・花菖蒲・紫陽花
  • 6月
    紫陽花・竹・柳
  • 7月・8月
    千鳥・荒磯・流水・魚・貝
  • 9月
    菊・萩・桔梗・すすき・紅葉
  • 10月
    菊・りんどう・すすき・銀杏・とんぼ
  • 11月・12月
    枯山水・椿・まんじゅう菊・南天

花柄以外で季節を問わない着物柄は、色で選ぶと良いようですね。例えば、エンジ色なら「秋」、薄いピンク色なら「春」というふうに選んで季節を表してみましょう♪

その他にも、日本の伝統的な 吉祥文様有職文様 などもありました。

私もそれなりの年齢になり、日本の文化のいいところをもっと知って、どんどん自分に取り入れたいなぁ~・・・なんて思うようになりました。^^; そんな私と同じようなアラフォー・アラフィフ女性の少しでも参考になれば幸いです。
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コメント

  1. まりあ より:

    すごく悩んでいたので、ここに辿り着いて嬉しかったです♪
    勉強になりましたm(__)m

    • masayomasayo より:

      まりあ様

      はじめまして。ご訪問ありがとうございます。

      お役に立てて光栄です。
      私も着物に興味があるので
      これからも着物に関することを
      ご紹介できればいいなぁ~と思っています♪

      (*^^)v

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