会社で「ご祝儀袋に名前を書いて!」と急に頼まれたりします。事務という仕事柄、そして年齢的にもこういうことが多々あります。子供の頃からお習字を習っていたので、それなりに普通に書くんですが・・・。
常識のあるご祝儀袋の書き方
そうなんです、先日「芸能人格付けチェック」というテレビ番組でやっていたんですよね。
「ふん、ふん」「なるほど~」と、知っているようで実は奥の深い内容だったんですよ。見ていてとっても為になったのですが・・・数日経った今、忘れてしまう前に書き留めておこう!と思って。
見逃した方も、私と同じように感心して見ていたけどもう一度確認しておきたいという方も、一緒に見ていきませんか?
祝儀袋の書き方のポイント
長く付き合っている自分の名前でも祝儀袋に書くとなると、苦手な人が多いですよね。では、ご祝儀袋の表書きの自分の名前の書き方を伝授いたします。文字を美しく見せるポイントは、大きく分けて 4つ です。
- 文字のバランス
- 線質
- とめ はね はらい
- 文字の形
では、この4つのポイントについてちょっとご説明していきますね。
1. 文字のバランス
一文字ごとに一定の間隔をあけて、センターラインに真っ直ぐ文字を書きます。そして上下の余白をしっかり取ります。自分の名前は、「御祝」の文字よりもやや小さめに書きます。
2. 線質
線がぶれたりつながり過ぎたりしないよう、お祝いの気持ちを込めて一画一画を丁寧に書きます。
3. とめ はね はらい
「とめる」・「はねる」・「はらう」をしっかり書くことで、文字にめりはりがつきます。めりはりのついた文字は、堂々と見えるのです。
4. 文字の形
文字には、6種類に分類される外形(がいけい)という本来の美しい形があるのです。その外形に文字を入れるように書くと、より美しい文字になります。
《文字の外形》
文字の外形について説明してくれている動画を見つけたので、お借りしてきました。皆さんも、もう一度意識して文字を書いてみませんか?
私のつたない文字で恐縮ですが・・・イメージはこんな感じです。
自分の名前は、祝儀袋の中心にバランスよく書くと綺麗な文字の印象を与えることができるのですね。では、連名の場合はどうなるのでしょうか?そのあたりのことを次に少しご紹介しておきますね。
祝儀袋の表書き連名の場合
先ほどに続いて筆を取ってみましたので、写真付きで1つ1つ見ていきましょう!
連名の場合の書き方
- 夫婦の書き方
- 3人までの連名の書き方
- 4人以上の連名の書き方
夫の名前を真ん中にフルネームで書きます。その左側に妻の下の名前だけを夫の下の名前の位置に揃えて書きます。
各上、年長、の順に右から左に並べて書きます。同格の場合は五十音順に書きます。
代表者の名前を真ん中に書きます。その左側に「外一同」と書きます。
そして全員の名前は、和紙や奉書紙など別の紙に書いて入れます。紙の上段中央に「寿」と書き、下段に全員の名前を書きます。このときも、各上、年長の順に右から左に並べて書き、同格の場合は五十音順に書きます。
連名の場合は、名前を書く順番に注意が必要のようですね。
次に、私がお祝い金を袋に入れる際にお札の向きが気になったので・・・余談になりますがそのことに少し触れておきますね。
祝儀袋のお金の入れ方
お祝い金に新札を入れるというのは、ほとんどの人がご存じかと思います。では、向きはどうでしょう?
2枚以上のお札を入れる場合は、全てのお札の向きはきちんとそろえて入れましょう。中袋がある場合も同じです。
さいごに
結婚の祝儀袋の表書き、自分の名前の書き方って当たり前のことのように知っていると思っていました。けれども、あるテレビ番組がきっかけで書き方にもポイントがあり、それらは実に奥深い意味のあることだと改めて知りました。
ということでした。文字というのは、上手い下手に関係なく心を込めて書くことが大切 だと実感しました。心や気持ちは、書いた文字に表れるような気がします。
筆や筆ペンを選ぶときも、慶事は濃い色の墨で、弔事は薄い色の墨で書くのが良いとされます。慶事は「めでたさを濃く鮮やかに」、弔事では「涙で墨が薄れた」「墨をする間もなく駆け付けた」などという意味合いがあるのだとか。そういうのも、心や気持ちの表れですよね。
私も、これからは結婚などのご祝儀袋の表書きの自分の名前を書くときには、渡す人の顔を思い浮かべながら、沢山のお祝いの気持ちを込めて書こうっと!(*^^*)
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御見舞