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ジブリ作品の中でも、甘酸っぱい恋愛アニメとして人気の「耳をすませば」ですが・・・
なんとなく知っているけど、どんな内容だったっけ?!
結末はどうなるんだったかなぁ~?!
という人も多いようです。
そこで今回はこの「耳をすませば」のあらすじを、忙しいあなたにサクッと読んでいただけるように300字で短く簡単・簡潔に、また結末や見どころも徹底解説します!
耳をすませばのあらすじを300文字で短く簡単・簡潔に!
スタジオジブリのアニメ「耳をすませば」は1995年夏の公開でした。
読書好きの中学生・月島雫は、父が勤める図書館で借りる本の図書カードにいつも「天沢聖司」という同じ名前があるのを目にする。
そしてその人物がどんな人なのかが気になり、どんどん期待が膨らみ存在感が大きくなっていく。
そんな中、図書館へ向かう電車の中で不思議な猫と出会い、追いかけて行くと「地球屋」という小さな古道具屋にたどり着く。
そこで店主の老人から、猫の男爵の人形やからくり時計などを見せてもらい喜ぶ雫。
そしてその骨董屋の店主の孫だという1人の少年と出会い、彼が「天沢聖司」だと知る。
彼はヴァイオリン職人になりたいという夢を雫に語る。
雫も彼の夢に触発されてずっと前からやりたかった「物語」を書く決心をする。
ではもう少し詳しく、あらすじをご紹介しますね♪
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【図書カードの気になるアイツ】のあらすじを簡単にまとめてみた
読書が好きな中学3年生の女の子・月島 雫(つきしま しずく)は、父が勤める図書館で自分が借りた本の図書カードにいつも同じ「天沢聖司」(あまさわ せいじ)という名前があるのに気づく。
誰なんだろう、どんな人なんだろう、自分が借りる本に必ず名前があるのできっと好みが同じ人なんだろうか、などと想いはどんどん膨らんでいく。
ある日の放課後のベンチで雫は友人の夕子に「カントリーロード」の和訳を頼まれたのを渡すが、ありきたりだと言われ、遊び半分で作った「コンクリートロード」という替え歌を見せて笑い合う。
帰ろうとしたときベンチに図書館で借りた本を忘れたことに気付き、戻るとベンチに見知らぬ男子生徒が座って雫の本を読んでいた。
彼は雫の名前を知っていて、その上「コンクリートロードはやめたほうがいい」と言い残して去っていく。
雫は、「やなやつ!」とプンプンしながら家に帰ってコンクリートロードの歌詞を丸めて捨てた。
【「地球屋」とバロン】のあらすじを簡単にまとめてみた
ある日、父が忘れたお弁当を届けに図書館へ向かう雫は、電車の中で太った猫と出会う。
不思議なその猫を追ってついて行くと、古道具の店「地球屋」にたどり着く。
店には店主の老人・西司朗がいて、猫の男爵の人形「バロン」やからくり時計などいろいろな物を見せてもらい雫は大喜び。
父にお弁当を届けることを思い出した雫は慌てて店を出て、図書館の入り口でまたあの男子生徒に呼び止められた。
雫が地球屋に忘れていったお弁当を届けてくれたが、今度はお弁当の大きさをからかわれふてくされる雫。
別の日、いろいろ悩みを抱えた雫はまた地球屋に行ったが、店は閉まっている。
あの時の太った猫がいたので話しかけていると、またあの男子生徒がやってきた。
彼はその猫を「ムーン」と呼び、地球屋の店主は自分の祖父で「バロン」は祖父の宝物だと知らされる。
そして彼こそが図書カードに名前のあった「天沢聖司」だと知る。
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【聖司の夢と雫の夢】のあらすじを簡単にまとめてみた
雫を家まで送る途中、天沢聖司はヴァイオリン職人になるのが夢で、イタリアに留学したいのだと語った。
そして以前から図書カードで雫のことを知っていたのだと言う。
目標を持った聖司を見て、雫も前々からやりたいと思っていた「物語を書く」ことを決心する。
その後親しくなる2人だったが、ある日「明日行く」と告げ、お互いそれぞれの夢に向かって頑張ろうと約束し、聖司はイタリアへと旅立った。
【雫の物語とバロンの物語】のあらすじを簡単にまとめてみた
書くことに没頭していたせいで成績も落ち、母や姉からの反対にもあうが、父の後押しもあり雫は書き上げた。
雫は、最初に読ませて欲しいと約束していた地球屋の店主に読んでもらう。
お世辞にも素晴らしい出来ばえとは言えないもので、それをわかっている雫は店主の老人に溢れる気持ちをさらけ出し、泣いてしまう。
書き終えた苦労を称え、夕食をしながら老人は雫にバロンの話を話し出す。
その話は、雫が書いた物語にそっくりだった。
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【2人の未来】のあらすじを簡単にまとめてみた
家に戻った雫は、母に「明日から受験生に戻る」と告げた。
翌朝目覚めて何気なく窓の下を見ると、1日早く帰国した天沢聖司が手を振っていた。
雫に見せたいものがあると、自転車に乗って聖司の秘密の場所へ行き、とっておきの夜明けの景色を2人で眺める。
雫は、聖司の夢に触発されてやりたかった自分の夢に挑戦して良かったこと、そのためには高校へ進学してまずは勉学に励むことを決めたと話す。
それを聞いた聖司は、きっと一人前のヴァイオリン職人になるから結婚してくれないか?と言う。
「そうなれたらいいなぁ」と思っていた雫は、「うん!」と答えた。
「雫!大好きだ!!」と言って聖司は雫を抱きしめた。
スタジオジブリの「耳をすませば」とは?!
この夏怪しい猫が素敵な愛を届けます。
好きなひとができました。
公開前の予告CMでは、こんなメッセージが流れていました。なんだか胸がキュンとなりますね。
そんな「耳をすませば」は、柊あおい原作のコミックをスタジオジブリがアニメーション映画化しました。
たくさんのジブリ作品で作画・キャラクターデザインなどを作ってきた近藤喜文。
この天才アニメーターの最初で最後の監督作品となりました。
・・・というのも、彼は1998年1月21日に47歳という若さで他界したのです。
『耳をすませば』放送中なので、何度も言ってますが誰に何と言われようとジブリ作品で一番好きな作品はこの作品!近藤喜文さんがご存命なら… #近藤喜文 pic.twitter.com/qdgW1KJDL4
— むこ (@mystart1989) January 11, 2019
「耳をすませば」1995
これ以前の作品はジブリに入社する前なので、ただのファンのコメントになります^_^;
学生時代にこの作品を観てジブリに入りたいなぁと思いました。
近藤喜文監督の長編初作品だし、スタッフも若手が中心。画面からフレッシュさが伝わって好きでした。 pic.twitter.com/UvWqsqIJO5— 米林宏昌 (@MaroYonebayashi) October 22, 2020
本当に・・・私が今回「耳をすませば」のあらすじを書く上でリサーチしていて驚いたのが、この「耳をすませば」がジブリ作品で一番好き!という人が多かったことです。
この甘酸っぱい青春ラブストーリーが、若い人にはまさにリアルタイムでマッチして、私のような年代には雫の気持ちや天沢聖司の気持ちが胸キュンで懐かしく、また今の年だからこそ雫の父や母の想いが痛いほど分かる・・・そんな様々な気分にさせてくれるのが「耳をすませば」なのです。
では次に、「耳をすませば」の登場人物についてご紹介しましょう。
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主な登場人物
月島 雫(つきしま しずく)
向原中学校の3年生、読書が大好きな14歳。一人称は「あたし」。明るく友達も多いが、家では比較的おとなしく少々ものぐさ。図書館へ頻繁に通い、夏休みには20冊もの本を読破。高校受験という大事な時期に、物語を書くということに没頭し、成績も100番も順位を落とすほどガタ落ちで母と口論になる。「猫の恩返し」は雫が書いた物語という設定。
天沢 聖司(あまさわ せいじ)
雫と同じ向原中学校の3年生、15歳。古道具屋「地球屋」の店主・西司朗の孫。一人称は「オレ」。読書好きで成績優秀の男前。ヴァイオリンも演奏できる(得意である)が、ヴァイオリン職人になるのが夢。物語の中で、読んでいる「霧のむこうのふしぎな町」という本は、実際にある柏葉幸子(かしわば さちこ)の本である。この本は、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」に影響を与えたと言われている。
月島 靖也(つきしま せいや)
雫の父、45歳。図書館司書として市立図書館に勤務するが、本業は郷土史家である。雫の一番の理解者で、何が起きても人のせいにしないことを条件に、雫の夢の後押しをする。夫婦の仲はいいのだが、愛煙家の彼はリビングでの喫煙を妻から認められていない。
月島 朝子(つきしま あさこ)
雫の母、43歳。夢見がちな雫と違い現実主義者。社会人学生として大学院(修士課程)に通っている。が、出がけにバタバタとするなど、そそっかしいところは雫と似ている。
月島 汐(つきしま しほ)
雫の姉、大学一年生の18歳。不在がちな母の代わりに家事もする、美人でスポーツ好きの活動的な姉。気が強くて、マイペースな雫に厳しいのが玉に瑕。この物語の後半では、家を出て一人暮らしをする。
ムーン(猫)
雫が図書館へ行く途中、電車の中で出会った太った猫。天沢聖司がつけた名前が「ムーン」であり、本名ではない。あちこちとうろうろしているので、行く先々でいろいろな名前が付けられているらしい。
バロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)
古道具屋の「地球屋」の主人・西司朗がドイツに留学していたときに一目惚れし、頼み込んで買い受けた猫の人形。バロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)という。「男爵」の英語表記「バロン」が通称である。雫が書いた物語の主人公である。恋人の貴婦人の猫がいたが、戦争のどさくさで離ればなれとなってしまった。「猫の恩返し」にも登場する。これは、“続編は作らない”とするスタジオジブリが試みた唯一の続編相当作品となっている。
原田 夕子(はらだ ゆうこ)
雫の友人(親友)である。向原中学校3年生の14歳。気が優しくておとなしい性格である。雫の物書きの才能を信じ応援している、雫の一番の理解者。原作コミックの作者・柊あおいが、アニメ 赤毛のアンのファンだったことから、夕子はアン・シャーリーをイメージして描いている。そのアニメ・赤毛のアンのキャラクターデザインは、この「耳をすませば」の監督・近藤喜文であった。
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「耳をすませば」私の感想
この「耳をすませば」が伝えたかったこととは何だろう?!と考えたとき、一番印象的だったのが、雫のお父さんの言葉なのです。
雫が物語を書くということに没頭してしまっていて、母と口論になりかけたときのこと・・・
父「雫のしたいようにさせようか、母さん。1つしか生き方がないわけじゃないし」
母「うん・・・そりゃあ私にも身におぼえの1つや2つはあるけど・・・」
父「よし!雫。自分の信じる通りやってごらん。でもな、人と違う生き方はそれなりにしんどいぞ。何が起きても誰のせいにもできないからね」
この会話は本当に深いなぁ~と思いました。自分が雫の立場としても、親の立場としても。
頭ごなしに怒ったり、反対したりするのではなく、諭して応援する・・・なかなかできないことです。
そしてそれと同時に、このタイトル「耳をすませば」のことも考えました。
このタイトルは何が言いたかったのだろう?!
スタジオジブリの作品には、「魔女の宅急便」「となりのトトロ」「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」「千と千尋の神隠し」などなどタイトルを見てなんとなく想像のつくわかりやすいものが多いのですが。
本を読んだときのまぶしい音、天沢聖司のヴァイオリンの音。
聞こえてくる音に耳をすます、そして心の声に耳をすます、すると雫が本当にやりたいことは何なのかが見えてくる。
ということを言いたかったのではないのかなぁ~と。
実は、原作コミックでは、天沢聖司の夢は「画家」でしたが、ジブリのアニメーション映画では「ヴァイオリン職人」になりました。
なるほどぉ~!ヴァイオリンのほうが耳をすませて聞こえるアイテムとしてはGOODですよね。さすがジブリアニメ!
もう一度、じっくりこのアニメ「耳をすませば」を見てみたくなりました♪
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