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近ごろ感動に貪欲になっているのでしょうか?!^^; 永六輔さんの名言 をリサーチしていた時にたまたま出会った著書「悪党諸君」。
悪党とは人間の心のブラックな部分を言っているのか? なんて、タイトルが気になり、興味をそそられ早速読んでみました。
そしたら、刑務所の慰問講演で永六輔さんが受刑者に話した内容をまとめたもので、笑いあり感動ありのとても面白い本だったのです。
永六輔さんの著書は本当にたくさんあります。
たくさんあってどれを読んでいいのか分からないくらいです。
なので今回は、私がたまたま出会った楽しくラクに読める面白い本としておすすめしたいと思います。
私と同じように、読んだら意外と面白かったぁ~♪ というような、そんな感動を一緒に共有してみませんか?!
私がおすすめする永六輔さんの面白い本
面白い本が読みたいとお探しのかたに、私がおすすめするのは、ズバリ!「悪党諸君」 です。
実はこの本は、刑務所の慰問講演で永六輔さんが受刑者に話した内容をまとめたものです。
各地の刑務所で「永六輔の話を聞いたか?」と話題になったり、「あなたの話を聞いて今は堅気でやっています。」という元受刑者がいたり。
そんなことから講演のテープを文字に起こすことになったそうです。
「ムショ帰りっていうと、それだけで差別する。税務署から帰ってきたってムショ帰りだよ」
引用元:悪党諸君(青林工藝舎) 永六輔(著)
こんな風に、バカバカしいことを会話に交えながら。説教じみた話というより、受刑者でなくても心に響く、笑いあり涙ありの話なのです。
では、私が面白い!と感じたことを少し簡単にご紹介しますね。
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シャバでは聞けない迷説法?!
まずは、笠松女子刑務所でした話。男性にも乳首がついているのはどうしてなのか? この疑問自体が、永六輔さんらしくて面白いと思ったのですが。(笑)
いろいろな偉い人に聞いても分からない。そして行きついたのが進化論の研究をしている東大の先生。いいトシをして恥ずかしいと思いながらも永六輔さんは、女性ならともかく、男性にもどうして乳首があるのかを聞いたそうです。
その感動の答えは、(ネタバレになってしまうので)あえてここではご紹介はしませんが。 つまり、男は女のできそこないだったんだとか。 私は、ここでもう一つの感動を覚えたのです。
この東大の先生は、こんな素敵な質問をしてくれてありがとう と永さんに感謝したそうです。
ふつう、ものを知っている人というのは、威張るでしょ。ところが、大学の先生が、「なんてすてきな質問だ、そんな質問に答えられるのはうれしい」といってくれたので、僕は感動しました。人間って、言葉遣いが大事だなぁと思いました。
引用元:悪党諸君(青林工藝舎) 永六輔(著)
心や人となりを表す言葉遣い・・・乳房のある女性という前に、改めて肝に銘じておきたいことだなぁ~と実感しましたよ、ほんとに。
男性の乳首の意味という傑作な題材から、女性の大切さ・人間の生命を受け継いでいくことの素晴らしさへと、永六輔さん独特のユーモアとペーソスで話は流れていくのです。
男は女を大事にしなくちゃあいけないんだ、女性に迷惑をかけちゃあいけないんだと。
そして次に、老化について語られたのです。これは私も近い将来、いえ誰もがいずれ年老いていくのです。健康寿命という言葉を耳にすることが多くなった今、とても興味のある話でグイグイと引き込まれました。
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老化のきざしチェックリスト
永さんは、NHKがした成人病の調査から老人のきざしについて話されました。
ただ、老人といってもいろいろあります。七十、八十でも若々しい方がいます。十代、二十代でも妙に老けちゃったのもいます。ですから、年齢は関係ない、心のもちよう、気持ちのもちようです。
引用元:悪党諸君(青林工藝舎) 永六輔(著)
と、これまた天下一品の説得力で。これがある意味 名言といえるくらい笑いを誘う感動ものなのです!
- 体力が落ちた
- 好奇心が減ってきた
- 物忘れが増えてきた
- 涙もろくなってきた
- 自責の念が強くなった
- 悪口が増えた
- 無理に若々しく振る舞う
- もめ事を避けようとする
- 若者がうらやましい
- 意味もなくあせる
年齢的に、思い当たるのもあれば、そうでないのもあったりなかったりします。(苦笑) ちなみに、5つ以上当てはまると老化のきざしあり! なんだそうですよ。
そして、永六輔さんのおっしゃるところの老化防止法とは・・・
- 何かを作り続ける
何かを作り続けるというのは、上手くいったりいかなかったりという感情の起伏が人を老けさせないのです。 - 歩き続ける
単純明快!元気なおじいさん・おばあさんは昔からよく歩いているのです。 - 異性を意識し続ける
いくつになっても男性は男らしい魅力を、女性は女らしい魅力を身に付けていることが大切なのです。
私はこれを読みながら、思わず母も巻き込んで「なるほどぉ~!!」 と唸ることしきりでした。母と二人、少女のように?! キャッキャッと笑いながら。
ぜひ、これを読んだあなたも指折り数えてチェック✅ してみて下さい!
うんうん!そうだな~、いやいや!それは違う、なんてきっと独り言が出ちゃうかも~♪
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さいごに
近ごろ感動に敏感になっている私が、永六輔さんの名言 を書いている時に、そのつながりで永六輔さんの「悪党諸君」という本に辿り着いたのです。
タイトルだけでも、どんな本なんだろう?! なんて興味をそそられませんか?
読んでみると、刑務所の慰問講演で永六輔さんが受刑者に話した内容をまとめたもので、これがまた 笑いと感動 のとても面白い本 だったのです。
ちょっとした時間にラクにサラッと読める、なんか面白い本でも読みたいなぁ~と思っている私と同じような人に、ぜひこの感動を味わっていただきたいと、ご紹介しました。
いかがでしたか?
男性の乳首の意味、老化のきざしについて、そのほかにも、著名人で作った「長生きの会」の話、ボランティアに熱心な素敵なおじいさんだと思っていた人が、実は背中にもの凄い彫り物のある元極道だった話、などなど本当に面白いです。
何よりも本を読みながら声を出して笑ってしまったのは、黒柳徹子さんの人間ドッグでの話。これはぜひご一読いただきたい!!
刑務所での慰問講演というより、すべての人が読んで感動する本だと思います。
ただし、これだけは最後に書いておかなければ。
これは決して受刑者を擁護するのではありません。被害にあわれた方々のお気持ちも考えなければなりませんね。永六輔さんも、あとがきに書いておられました。 大切なことです。
そして、加害者がいる以上、被害者がいるわけで、その皆さんにとっては刑務所で僕がしてきたことは、許せないことだとも思う。それは、しかと胸に受け止めている。
引用元:悪党諸君(青林工藝舎) 永六輔(著)
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