結婚式のスピーチ!笑いありの印象に残す4つのポイント

日常

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先日たまたま見ていたテレビで、結婚式のスピーチをプロに教わるとこんなに差がつく!というのをやっていたんです。

スピーチって、できればありきたりでなく、人の心を惹きつける、それでいて笑いもあり、という風にしたいですよね?!

でも、これが一番難しいんですよね。。。

ところが、プロの人にポイントを教わるだけで、こんなにも違うのっ?! と思うほど、印象に残るとてもいいスピーチに変わるのです。

それを見ながら、これって結婚式だけじゃなくても役立つのでは?と思ったのです。

友人や部下の結婚式でスピーチを頼まれることもさることながら、いろいろな会合やちょっとした席でスピーチをしなければならないこともあるお年頃。ぜひそんな同世代の人に参考にしていただけたらと思います。

印象に残る結婚式のスピーチ

私が見たテレビ番組でレクチャーしてくれていたのは、「伝え方のプロ」佐々木圭一さん。佐々木さんが言うには、スピーチで差がつくポイント・基本的な構成は4つのブロックに分かれていると。

  1. 冒頭の自己紹介
  2. 新郎新婦との関係性
  3. 新郎新婦の人柄を表すエピソード
  4. 締めの挨拶

これを4分以内で納めるのが望ましいそうです。ここでは新郎の友人代表のスピーチを例にしています。では、順に詳しくご説明していきますね。
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冒頭の自己紹介

例:ただいまご紹介に預かりました、〇〇〇〇と申します。
  • 自分の名前はフルネームで言う

スピーチをする人のことを知っている人ってごく一部です。

そこで、知らない人に親近感を持ってもらうためには、自分の名前はフルネームで言いましょう。

苗字だけを言うと、とてもそっけなく距離を感じ、フルネームで言うと、より丁寧で身近に感じるものなのだそうです。

あ、こういう人なんだと思ってもらうことで、より聞こうという気持ちを持ってもらえます。印象に残すというのは、親近感を持ってもらうことから始まるのです。

そういえば、私も、自分と同じ下の名前の人だと「どんな漢字を書くのですか?」なんて言ったりします。そしてそこからお近づきになった人も実際にいるんですよ。フルネームで言うことって、わりと力を発揮しているんですね~。

さらにもうワンポイント付け加えて言うならば、例えば「赤池太郎(あかいけたろう)さんがスピーチをする場合」

赤池太郎と申します。 「赤い」「池」と書いて 赤池 です。

「赤」や「池」という漢字を知らない人はいないと思います。しかし、言葉を置き換えて頭の中で想像してもらうことによって、より印象に残すことができるのです。

新郎新婦との関係性

例:新郎の〇〇君とは、大学時代のサークルでの出会いから、かれこれ20年ほどの付き合いで、同じサークル内で特に仲が良かったと記憶しています。

この文を、より効果的にする2つのテクニックを使います。

頂上法
1番〇〇である、と伝える
仲が良かった  1番仲が良かった

日本で1番高い山は「富士山」であるというのは、おそらく誰もが知っていることです。けれど、2番目に高い山となると、知らない人の方が多いはずです。それだけ1番というのは印象に残すことができるのです。

ギャップ法
1番仲良くなれそうになかった ・・・なのに・・・ 1番仲良くなった

初めに下げてから上げること、正反対の言い回しをすることで、より印象に残すことができるのです。

そう言われてみれば、褒め褒めの持ち上げてばっかりのスピーチだと飾り過ぎな感じがしませんか?! 私なら、くすぐったい気持ちになっちゃうかもしれません。

では、頂上法とギャップ法を使うとこのようになります。

新郎の〇〇君とは大学のサークルで出会い、かれこれ20年の月日が経ちました。最初会った時は、正直1番仲良くなれなそうな印象でしたが、最後はサークルの中でも1番仲のいい友達となりました。

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新郎新婦の人柄を表すエピソード

例:私から見た〇〇君の人柄は一言でいうと、「多くの人を惹きつける魅力がある人間」だと思います。〇〇君が当時住んでいたアパートは、学校の近くにあり、鍵も開いていて、本人が居なくても上がり込んでオープンな溜まり場でした。明け方まで遊んでも、怒ったりキレたりすることのない、本当に温和な人なのです。

このエピソードを、より印象的に強調する2つのテクニックを使います。

クライマックス法
ここから面白い話が始まるよ!という合図になるような伝え方
クライマックスを先に伝えることによって相手が聞く準備をする

「人柄のわかる衝撃的なエピソードがあります」や「今回だけは特別にこの話をします」だとか「どうしてもこの話だけは言わせてください」などのフレーズをエピソードの前に言うのです。

人はその後の話が気になって聞きたくなるものなのです。

問いかけの法
みなさんのまわりに、そんな人っていますか?
などと、問いかけることによって、周りを巻き込む

1人で淡々と喋るスピーチは、聞いている人が飽きてきます。問いかけることによって、みんながそれについて考えます。それが、かえって印象に残るのです。

では、クライマックス法と問いかけ法を使うとこのようになります。

それを表す衝撃的なエピソードがありますので、ぜひみなさんにお伝えしたいと思います。
〇〇君が大学時代に生活していたアパートが学校から近かったのですが、なんと家の鍵はいつも開いていて本人が居なくても友人たちが勝手に上がり込んで遊んでいる非常にオープンな溜まり場でした。
みなさんの中で家の鍵を開けて友人たちが勝手に上がり込む、そんな状況を許してくれる心の広い人って周りにいらっしゃいますか?

ありきたりのスピーチは退屈なものになりがちですよね。

このクライマックス法と問いかけ法は、絶対おすすめだと思います。ちょっと勇気がいるかも知れませんが。

締めの挨拶

例:ぜひとも、楽しく温かな家庭を築いていただきたいです。本日はおめでとうございます。ありがとうございました。

締めが良ければ良い印象のまま終われます。この締めの挨拶をより良くするには、重要なテクニックが必要なのです。

  • チームワーク化で締める
そして今日、私はお2人の姿を見て確信しました。きっと温かい家庭を作ってくれるんだろうな、と思いましたが、みなさんいかがでしょうか?ぜひとも2人がこの先も幸せになれると思うかたは大きな拍手をお願い致します!

もちろん、ここで割れんばかりの拍手が起こります。このように、スピーチによって、会場を一つのチームにしてしまうのです。

この一体感のある雰囲気、なんだか読んでいるだけでも鳥肌がたちませんか?

それでは、これまでのテクニックを使った全文をご紹介します。笑いと拍手が起こり、新郎新婦、出席者のみなさんが「印象に残った」「人柄がよく出ていた」「最後の一体感がすごかった」と絶賛ものでした。
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感動の結婚式のスピーチ、全文

ただいまご紹介に預かりました赤池太郎と申します。赤池は、「赤い池」と書きます。

〇〇(新郎)くん、△△(新婦)さん、ご結婚おめでとうございます。並びに△△家・▽▽家ご両家のご親族皆様本日は誠におめでとうございます。

新郎の〇〇君とは大学のサークルで出会い、かれこれ20年の月日が経ちました

最初会った時は、正直1番仲良くなれなそうな印象でしたが、最後はサークルの中でも1番仲のいい友達となりました。

そんな彼の人柄を一言で言うと、多くの人を惹きつける魅力のあるそんな男でございます。

それを表す衝撃的なエピソードがありますので、ぜひみなさんにお伝えしたいと思います。

〇〇君が大学時代に生活していたアパートが学校から近かったのですが、なんと家の鍵はいつも開いていて本人が居なくても友人たちが勝手に上がり込んで遊んでいる非常にオープンな溜まり場でした。

みなさんの中で家の鍵を開けて友人たちが勝手に上がり込む、そんな状況を許してくれる心の広い人って周りにいらっしゃいますか?

そして今日、私はお2人の姿を見て確信しました。きっと温かい家庭を作ってくれるんだろうな、と思いましたが、みなさんいかがでしょうか?

ぜひとも2人がこの先も幸せになれると思うかたは大きな拍手をお願い致します!

この拍手を私からお2人へのプレゼントとさせていただきます。

本日はありがとうございます。

さいごに

たまたま見ていたテレビで、結婚式でのスピーチを笑いありの印象的なものにするためのポイント!というのを、やっていました。

プロに教わるとこんなに変わるの?というくらい驚きだったのです。これって結婚式のスピーチだけでなく、

人前で話すときにも大いに役立つんじゃないかな?

見ていてとても納得し、そんなふうに思ったので、今回ご紹介しました。いかがでしたか?

伝え方のプロ、佐々木圭一さんが言うところのポイントは4つ!

  1. 冒頭の自己紹介
    名前はフルネームで
  2. 新郎新婦との関係性
    頂上法とギャップ法で
  3. 新郎新婦の人柄を表すエピソード
    クライマックス法と問いかけ法で
  4. 締めの挨拶チームワーク化で会場に一体感を

私も何度か経験しましたが、人前で話すのってとても緊張しますよね。

その上、印象に残って、笑いも取れる、なんて至難の業のように思えます。けれど、この4つのポイントを踏まえたスピーチは、ところどころに笑いあり、大きな拍手が沸き起こる感動ものでした。

きっとこのポイントを心にとめておくと、いろいろな場面に応用できるのではないかなぁ~、とそんな風に私は思いました。

いつかそんなことがあるあなたにも、ぜひ参考になれば幸いです。

伝え方が9割

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