薬味などのわき役的なイメージの「みょうが」
あまり使い道がないように思われるけど、私はわりと好きなんです!夏には冷奴にのせて食べたり、古漬けのおつけものと和えたり♪
そんなみょうがの栄養についてご紹介します!
みょうがの主な栄養とは
漢字では「茗荷」 英語では「Japanese ginger」 といいますが、栽培・食用とするのは日本だけなんですって!
さて、その栄養は
- カリウム
- アントシアニン
- α(アルファ)-ピネン
- カンフェン
- ゲラニオール
みょうがには、だいたいこのような栄養が含まれています。では、それぞれの効果はどんなものでしょう?もう少し詳しく説明しますね。
スポンサーリンク
カリウム
カリウムは、人体に必要なミネラルの一種です。
- 細胞の浸透圧を調節して一定に保つ
- 神経の興奮性や筋肉の収縮に関わっている
- 体液のpHバランスを保つ
- ナトリウムを体の外に出しやすくする作用があるため塩分の取り過ぎを調節する
- 尿中への排泄を促進するため血圧を下げる効果がある
- 血流を改善し、水分の摂り過ぎによるむくみを緩和する
などの働きがあります。
アントシアニン
アントシアニンとは、植物が紫外線などから身を守るために蓄えられる青紫色の天然色素で、ポリフェノールの一種です。
- 視力・聴覚機能の改善
- 眼精疲労の予防
- 内臓脂肪の蓄積を抑え、メタボリックシンドロームを予防する
- ヒスタミンを減少させくしゃみ・鼻水・目のかゆみを抑えるため花粉症を予防する
- 呼吸を整え血の循環を良くする
などの働きがあります。
α(アルファ)-ピネン
α(アルファ)-ピネンとは、香り成分の一つで 大脳皮質を刺激します。
- 脳からのアルファ波の発生が増加しリラックス効果がある
- 頭がシャキッとして集中力が高まる
- 胃の働きが活発になり食欲が増し消化を助ける
- 発汗を促して体温を下げる
- 呼吸を整え血の循環を良くする
などの働きがあります。
カンフェン
辛み成分であるカンフェンは、主に化粧香料や食品香料として使用されます。強い抗菌作用や殺菌作用があります。
- 口内炎の予防や咽頭痛の解消
- 解熱や風邪の予防
などの働きがあります。
ゲラニオール
薔薇の成分であるゲラニオールは、体内に吸収されると一定時間後に汗腺などから汗と一緒に放出されます。
- 口臭・体臭を抑える
- 日焼けなどの火照りを抑える炎症作用
- 女性ホルモンの働きを助ける
- リラックス効果を促しホルモンバランスを調節する
などの働きがあります。カンフェンと相乗効果が期待できそうですね。
あのあまり栄養がなさそうに見える、わき役的なみょうがには、こんな栄養があったんですね!
ではそんなみょうが、どう扱うのかな?そんな気になることを次に少しご紹介しますね。
スポンサーリンク
みょうがのカロリーは?
では、薬味などで大活躍のそのみょうが!気になるカロリーってどのくらいなんでしょう?
中1個(約16g)= 2kcal
大1個(約21g)= 3kcal
嬉しい低カロリーですね♪
みょうがの切り方
で、次に気になるのがみょうがの切り方です。「小口切り(輪切り)」か「千切り」が一般的です。
小口切り(輪切り)
根元を切り落とし、端からできるだけ細い小口切りにします。
細かく切ることで、具材と絡みやすくちょっとした和え物などみょうがを全体に絡ませたいときにおすすめの切り方です。
千切り
根元を切り落とし、縦半分に切ります。できるだけ細く繊維に沿って千切りにします。
細長く切る存在感のある千切りは、大きめの具材と合わせやすいです。(冷や奴の薬味など)
みょうがの旬は夏というイメージですが、10月ごろまで続きます。
夏が旬の夏みょうが、秋が旬の秋みょうががあります。
秋みょうがは、夏みょうがよりも赤味が強く小ぶりでふっくらしています。どちらも美味しそうですね♪
こんなみずみずしくて低カロリーで栄養も満点なみょうが。今回いろいろリサーチしていると、
「妊婦さん」
というキーワードが出てきたのです。これは何っ?!とますます気になりました。
次は気になる「みょうがと妊婦さん」についてご紹介します。
スポンサーリンク
みょうがって妊婦さんにはダメなの?
今回みょうがのことを調べていて「妊婦さんはみょうがを食べてはいけない」なんてフレーズを目にしたんですよね。
妊婦さんにはダメなの?!本当なのかな~?!
実は、悪いと言われるには原因もあり、それを取り除くと良い面でもあるようなのです。
- 苦み成分・・・消化の働きを弱め、栄養の吸収を妨げてしまいます。
- 体温を下げる・・・保温する必要がある妊婦さんの体温を下げてしまいます。
- 妊婦さんには嬉しい葉酸が含まれている・・・ビタミンM、ビタミンB9、プテロイルグルタミン酸とも呼ばれる葉酸は、赤ちゃんの脳や神経を作るのに大切な栄養素です。
- あく抜きでさっぱりと・・・水にさらしてあく抜きをすれば、苦み成分は取り除くことができます。
「妊婦さんは絶対にダメ!!」というほど特に悪いことはないようですね。やはり何事も神経質にならず、適度ならいいんじゃないでしょうか♪
みょうがは熱を加えても、生のままでも栄養は変化しない優れモノなんです!
さいごに
夏には口当たりがさっぱりとしてわりと好きなみょうが。
なのに、みょうがの栄養ってどんなのかな?と知らないことが多すぎたのでいろいろ気になることをご紹介しましたが、いかがでしたか?
みょうががさっぱりした薬味などで活躍しているのには、その栄養素が関係していたのですね!カロリーも予想通り低かったし♪
あく抜きなどの工夫をすれば、みょうが好きの妊婦さんにも大丈夫ということが分かりました。
あく抜きも 10~20秒水にさらすだけでOK!
また、水気もザルで水を切り、くれぐれもきつく絞らないように!でないと、みょうがご自慢のシャキシャキ感がなくなってしまう ので注意してくださいね!!
では、今年も夏から秋にかけてみょうがのさっぱり感を楽しみましょう~♪
スポンサーリンク
コメント