追善供養の意味とは?心なごむ3つのお供えについて

日常

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叔父が亡くなり、お通夜・葬儀のあと初七日の法要も行われました。

法要のあと、お坊さんが一言お話をされますよね。若いころは、それが何かもわからず、ただただ長いとだけ感じるものでした。

けれども、近ごろでは私もそれなりの年齢になったのか?!そのときお坊さんから聞いたお話は

なるほどぉ~!!

と、とても心なごむものでした。

今回は、そのときお坊さんがおっしゃった 追善供養と3つのお供えの意味について、紹介したいと思います。

これまでは漠然とお墓や仏壇の前で手を合わせていましたが、このお話を聞いて、より一層真心を込めて故人を偲びたいと思うようになりました。

追善供養についてお知りになりたいかたは、ぜひご覧ください。

追善供養の意味とは

辞書では

死者の冥福を祈って行う供養

とされています。

一般的には、法事 のことを言い、広い意味では 毎日の供養 のこともさします。

法事とは

故人の冥福と、あの世で良い報いが受けられるよう祈り、霊を慰めるための行事

初七日(しょなのか)死後最初に行われる(命日を含めて七日目)
※仏教の世界では、故人が三途の川のほとりに辿り着く日とされています。その後、

二七日(ふたなのか)
三七日(みなのか)
四七日(よなのか)
五七日(いつなのか、または さんじゅうごにち)
六七日(むなのか)
七七日(なななのか)・四十九日(しじゅうくにち)【忌明け】

その後、百か日(ひゃっかにち)、一周忌(いっしゅうき)となります。

一周忌のあとは「年忌法要」といって、三回忌・七回忌・十三回忌・・・
と続きます。

実は、私も知らなかったのですが正確には、法事とは法要とその後の食事の席など全体のことをいい、法要住職にお経をあげてもらうことをさすそうです。最近では、どちらも同じような意味で使われているようですね。

また、最近では、初七日を葬儀当日に済ませることが多いようです。

そして、四十九日、一周忌、三回忌など大切とされている法要以外は簡略されることも。日程も、家族や参列者が集まりやすい休日や、お坊さんの予定などに合わされることが一般的です。

では、その法要で故人に供えられるものには、どんな意味があるのでしょうか? お坊さんから聞いた 3つのお供えについて ご紹介したいと思います。
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供養のお供え3種類

供養のお供え3種類

供養のお供え3種類

お坊さんがおっしゃった供養の際のお供え3種類は、「お花」「祈る心」「ロウソク」 です。

葬儀の祭壇や、仏壇、お墓などに供えられる一般的なものですよね。でも、その意味がとても深かったのです。

では、順にご説明していきますね。

お花

花を見ると人は心がやすらぎ、怒りなどを鎮めることができます。

そこで、もう少し調べてみると、花はもともと薬効のあるものであり、遺体の腐敗を遅らすためとも言われています。

また、花や草木は生命力の象徴であり、死者の新生を願うとも。

あるいは、綺麗な草花もいつかは枯れてゆくことから、「命あるもののはかなさ」を説くためなどという説もあります。

祈る心

 

心を込めて祈ることです。

目の前にあるものは、飾りものにしか過ぎないのです。形式にとらわれず、故人を追悼し心から「どうぞ安らかにお眠りください」と祈ることが供養につながるのです。

これもよくよく調べてみると、こんな逸話がありました。

お金持ちが、金の力でたくさんの油を買い、煌々と灯をともし供養をしました。一方、貧しくて油を買うお金のない女性が、自分の髪の毛を売って油を買い、小さなともしびを捧げました。そのとき、突然の強風が吹き、すべての灯が掻き消されてしまいました。しかし、貧しい女性の灯だけが残っていたのです。

供養の方法はいろいろあるけれど、真心が込められていることこそが大切なのだという教えですね。
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ロウソク


お坊さんがおっしゃったロウソクの意味は、自分自身だということでした。最後まで燃え尽きるという大切さを教えられます。

また、もう少し詳しく調べてみると、ロウソクには死者の足元を照らすという意味もあるそうです。

ロウソクで足元を照らし、お線香の煙が道を作ると言われています。

だから、四十九日の間は特に、ロウソクとお線香の火は絶やさないようにと言われるのですね。

お坊さんは、時間の関係もありごくごく簡単に話されました。でも、私にはとても為になる、いいお話でした。

さいごに

叔父が亡くなったことで、改めて知った追善供養についてや、お坊さんからお聞きしたお供え3つの意味などをご紹介しました。

いかがでしたか?

追善供養の意味
法事・法要のことを言い、広くは 毎日の供養のことも言う

そしてお坊さんから聞いたお供え3つは、「お花」・「祈る心」・「ロウソク」というものでした。

  • お花
    心がやすらぎ、怒りを鎮める
  • 祈る心
    心を込めて祈り、故人を偲ぶ
  • ロウソク
    最後まで燃え尽きるという自分自身である

亡くなった人は、49日かけて仏のもとへ向かうと言われています。

そのため、遺族も7日ごとに法要をし、極楽浄土へ行けるようにと供養します。

お供えも大切ですが、私はお坊さんのおっしゃった2つ目の「祈る心」に感銘を受けました。

普段は、何気なく手を合わせて形式通りにお参りしていますが、今回、このようにちゃんとした意味を知ることができて良かったと思っています。

人は二度死ぬという言葉がありますよね。一度目は「肉体が滅びて亡くなるとき」で、二度目は「誰からも思い出されなくなったとき」と。

だから、大好きな物をお供えしたり、命日に必ず仏壇やお墓にお参りすることは大切ですが、思い出話をすることが一番だと私は勝手に思っています。


お墓参りが不精な言い訳かもしれませんが、きっと思い出話は故人も喜んでくれるような気がするんです。

私には、とても大切な人を亡くし、心も体も自分のものでないような時期がありました。いい年をして・・・と、今なら冷静に思えるのですが。けれども、この「人は二度死ぬ」という言葉に出会って考え方を変えました。

そして今、亡くなった私の父親がわりに思っていた叔父も亡くなりました。そんなときに、また知った供養の意味。

世の中には、たくさんの宗教や宗派があります。だから、一概には言えませんが。

けれどもし、大切な人を亡くして悲しんでいる人がいたら、ぜひ、これを読んでちよっとしたきっかけになればいいなぁ・・・と思います。
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